ホルズワージー高等学校
シドニー(オーストラリア)
iPadで より 公平な
学びの 体験を 創り出す。
ホルズワージー高等学校は、シドニー南西部の多様な人々が暮らす地域にあります。600人を超える生徒が在籍しており、その中には英語を第二言語として学ぶ生徒や家族が軍関係者の生徒、特別な学習支援が必要な生徒も数多く存在します。同校では、すべての生徒に公平な学びの機会を提供すること、特にテクノロジーの活用を重視しています。
当初、ホルズワージー高等学校にはコンピュータ教室が3部屋あり、それを全生徒が利用していました。しかし、テクノロジーに関するニーズの高まりや新しいカリキュラムの指針を受け、管理職を含むリーダーのみなさんは、変革の時だと考えました。同校が思い描いたのは、学校が所有し管理するデバイスを1人1台配布し、学びの体験を深めるテクノロジーをすべての生徒が公平に利用できるようにすることでした。そして2020年、iPadと他社製の代表的なデバイスの両方を試験的に導入しました。
その結果、生徒たちからは、iPadを使うことで授業がより魅力的になり、学んだことをクリエイティブな方法で発表できるようになったという報告を受けました。教師のみなさんは、iPadが使い慣れたアプリとの互換性がある点や、Apple TV、Appleのクラスルームとシームレスに連係し、授業を効率化できる点を高く評価しました。そしてこの試験導入では、生徒や教職員、保護者の大多数が、iPadを最も優れた学習デバイスとして選択したのです。それからわずか3年のうちに、ホルズワージー高等学校のすべての生徒と教師のみなさんが、自分専用のiPadを持つようになりました。
「ホルズワージー高等学校では、 生徒たちに 最高の 機会を 提供する こ と を 目標と して います。 これは 単に、 新たな テクノロジー プ ロ グ ラ ム を 導入する こ と で は ありません。 すべての 生徒を 後押しし、 その力を 真に 引き出す ことなのです」

iPadを使うことで、生徒たちはデジタルスキルを身につけるだけでなく、あらゆる授業で創造力や批判的思考力を養うことができます。例えば、生徒たちはAppleのマップを使ってシドニーの随所にある公園をバーチャルで訪れ、様々なデザインを分析します。そして、Apple PencilとProcreateアプリでオリジナルの公園をデザインするのです。「iPadがあれば、生徒たちは創造的なアイデアを簡単に形にすることができます」と、ホルズワージー高等学校のデジタル学習スペシャリストであるElizabeth Stoppino氏は話します。「生徒たちは、単にカリキュラムを学んでいるだけではありません。将来、不可欠となるスキルを学んでいるのです」
iPadのアプリやアクセシビリティ機能を使うことで、生徒たちはイラストやビデオ、音楽をはじめとした様々な方法で学んだことを表現することができます。これは、多様な生徒が在籍する同校にとって特に重要です。生徒たちは自分に最適な方法で学習内容を探究し、より公平な学びの体験を得られるようになります。さらにホルズワージー高等学校の教師のみなさんは、Appleのクラスルームアプリを使って教室内のすべてのデバイスの状況を同時に把握できるので、生徒一人ひとりに合わせた指導やサポートを提供することができます。
またiPadには、Microsoft OneNoteやGoogle Workspace for Education、Canvaなどのアプリと互換性があるので、教師のみなさんの授業の生産性が大幅に向上しました。各教室にApple TVが設置されているので、授業で課題を共有したり、議論を促進したり、その場でフィードバックを行ったりするのに役立っています。ホルズワージー高等学校に在籍する2人のApple Learning Coach認定取得者、Elizabeth Stoppino氏とBelinda Dunn氏による継続的なサポートも、教師のみなさんのスキルや自信を高めるのに役立っています。それにより、あらゆる生徒の学習意欲を引き出し、魅力的な授業を創り出すことに成功しています。また、教師のみなさんにはMacも1台ずつ配布され、授業の計画や準備に活用しています。簡単に持ち運べるiPadと、パワフルなMacを柔軟に使い分けられることが、生産性の向上を後押ししているという声が多く上がっています。

現在、ホルズワージー高等学校ではすべての生徒がiPadとApple Pencil、キーボードケースを持ち、学校でも自宅でも使うことができます。各デバイスはApple School ManagerとMDMによってリモートで管理されているため、生徒は最新のセキュリティアップデートとアプリを自動で入手することができます。学校からの重要なお知らせや時間割の変更も、学校管理システムで一元管理し自動配信されるので、生徒が見逃すことはありません。
ホルズワージー高等学校では、学校管理のデバイスをすべての生徒に配布することで、これまではできなかったような方法で学習環境の公平性を飛躍的に向上させてきました。その結果、教師のみなさんはあらゆる面で生徒の学習意欲と積極性が高まるのを目の当たりにしています。
「私たちは、ホルズワージー高等学校が創り上げてきた学習環境を心から誇りに思っています」とMark Watkins校長は言います。「当校のiPadプログラムは、生徒一人ひとりの力を引き出しながら、成功に向けた最高の機会を提供しているのです」