プレスリリース
2025 年 3 月 4 日
Apple、パワフルなM3チップを搭載したiPad Airと新しいMagic Keyboardを発表
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、M3チップを搭載し、Apple Intelligenceのために設計された、より高速でよりパワフルなiPad Airを発表しました。M3を搭載したiPad Airは、iPad Airに初めてAppleの先進的なグラフィックスアーキテクチャをもたらし、電力効率に優れた驚異的なパフォーマンスと持ち運びやすさの組み合わせを新しいレベルに引き上げます。M3搭載のiPad Airは、M1搭載のiPad Airよりも2倍近く高速で1、A14 Bionic搭載のiPad Airよりも最大3.5倍高速です2。かつてない速さで魅力的なコンテンツを制作することから、高い処理能力を必要としグラフィックスを駆使するゲームのプレイまで、ユーザーはあらゆることでM3のパフォーマンスを感じることができます。ユーザーに愛されている2つのサイズと4つの美しい仕上げから選ぶことができ、11インチiPad Airは外出中に非常に持ち運びやすく、13インチモデルはより大きなディスプレイを搭載して、創造性と作業効率をより高めるためのより広いスペースを提供します。iPad Airのためにデザインされた新しいMagic Keyboardは、より万能になり、よりお求めやすい価格で多くの機能をもたらします。iPadOS 18、Apple Intelligenceへの対応、先進的なカメラ、高速ワイヤレス5G接続を備え、Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)に対応する新しいiPad Airは、比類のない体験をお届けします。
価格はこれまでと変わらず、11インチモデルが98,800円(税込)から、13インチモデルが128,800円(税込)からで、新しいiPad Airは素晴らしい価値を提供します。学生・教職員価格は、11インチiPad Airが90,800円(税込)から、13インチモデルが120,800円(税込)からです。M3を搭載した新しいiPad AirとiPad Air用Magic Keyboardは本日より予約注文を開始し、3月12日(水)より販売を開始します。
「iPad Airは、パワフルなパフォーマンス、持ち運びやすさ、先進的なアクセサリへの対応を兼ね備えながら、すべてをお求めやすい価格で提供するため、非常に人気です。Apple Pencil Proでノートを取る学生から、外出先でパワフルな作業を必要とする旅行者やコンテンツクリエイターまで、すべての人のために、M3チップを搭載し、Apple Intelligenceと新しいMagic Keyboardにも対応したiPad Airは、万能さと価値を次のレベルに引き上げます」とAppleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるボブ・ボーチャーズは述べています。
M3の驚異的なパフォーマンス
M3を搭載したiPad Airは、高い処理能力を必要とするアプリを使って大きなファイルで作業するクリエイターを目指すユーザーから、旅行先でコンテンツを編集するユーザーまで、ユーザーがどこにいても作業の効率性と創造性を発揮できるようにします。パワフルなM3チップは、M1や前世代のモデルと比べて多くの点で進化しています。よりパワフルな8コアCPUを搭載したM3は、マルチスレッドのCPUワークフローがM1搭載のiPad Airよりも最大35パーセント高速です。M3は9コアGPUを搭載し、グラフィックス性能がM1よりも最大40パーセント高速です。M3はまた、iPad Airに初めてAppleの先進的なグラフィックスアーキテクチャをもたらし、Dynamic Caching、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングとレイトレーシングに対応します。グラフィックスを駆使するレンダリングワークフローのために、M3搭載のiPad AirはM1搭載のiPad Airより最大4倍高速なパフォーマンスを提供し、より正確な照明、反射、陰影と、極めてリアルなゲーム体験を実現します3。
M3のより高速なNeural Engineで、iPad Airのユーザーは、iPadOSでAIの機能をさらに満喫できます。M1と比べて、M3のNeural EngineはAIベースの作業が最大60パーセント高速です。ほかにも、Aシリーズチップを搭載したiPadモデルと比べて、Apple Intelligenceへの対応、11インチと13インチのサイズでの提供、新しいMagic KeyboardやApple Pencil Proなど先進的なアクセサリへの対応などの点でも向上しています。
iPad Air:Apple Intelligenceのために設計
iPad Airは、有用で関連性のあるインテリジェンスを提供するパーソナルインテリジェンスシステムであるApple Intelligenceのために設計されています4。写真アプリでは、クリーンアップツールにより、写真の中の不要な要素を簡単に消すことができ、自然な言葉づかいでの検索により、ユーザーは探しているものが何かを説明するだけで、あらゆる写真やビデオを検索できます。メモアプリの画像マジックワンドを使うと、ユーザーはApple Pencilでスケッチを円で囲むだけで、ラフなスケッチを美しい画像に作り変えて、メモを視覚的に一段と魅力的なものにできます。また、ユーザーがメモの中の何もない空白部分に円を描くと、画像マジックワンドが周囲のコンテクストを使って、メモを補足してより視覚的にする関連画像を作成します。
Apple Intelligenceは、ユーザーがImage Playgroundで自分らしさをビジュアル表現するクリエイティブな新しい方法を探ったり、ジェン文字でぴったりの絵文字を作ったり、作文ツールで文章をより一層ダイナミックにしたりできるよう手助けします。Siriにタイプ入力できるようになり、Siriの会話能力が向上して、ユーザーが言葉につまづいても話についていきます。Siriは、1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保つこともできます。Siriは、膨大な製品知識にもとづいて、Apple製品の機能や設定に関する何千もの質問に答えてくれるので、ユーザーは、画面収録を行う方法などを学ぶことができます。
作文ツールとSiriにChatGPTがシームレスに統合され、ユーザーはアプリケーションを切り替えなくてもChatGPTの専門知識を活用でき、作業をこれまで以上にすばやく、簡単にこなせます。さらにユーザーは、アカウントを作成しなくても無料でChatGPTにアクセスできます。この無料アクセスにはユーザーのプライバシー保護が組み込まれており、ユーザーのIPアドレスは匿名化され、OpenAIはリクエストを保存しません。ユーザーは、作文ツールとSiriと、ChatGPTとの統合を有効にするかどうかを選択でき、使用するタイミングやどの情報が共有されるかを完全に管理できます。
あらゆる段階でユーザーのプライバシーを保護するように設計されたApple Intelligenceは、デバイス上の処理を使用しています。これは、Apple Intelligenceを動かす生成モデルの多くが、すべてデバイス上で実行されていることを意味しています。より大規模なモデルにアクセスする必要があるリクエストの場合は、プライベートクラウドコンピューティングがiPadのプライバシーとセキュリティをクラウドにまで拡大し、さらなるインテリジェンスを活用できるようにします。プライベートクラウドコンピューティングを使用する際に、ユーザーのデータをAppleが保存したり、共有することはありません。データはユーザーのリクエストに応えるためにのみ使われます。
まったく新しいiPad Air用Magic Keyboard
iPad Air用のまったく新しいMagic Keyboardは、よりお求めやすい価格で、ユーザーの可能性を拡げます。より大きな内蔵トラックパッドは、細かい作業のための精度が一段と向上し、新しい14のファンクションキー列により、画面の明るさや音量の調節などの機能に簡単にアクセスできます。新しいMagic Keyboardはマグネットで取りつけられ、Smart Connectorによって、Bluetoothを必要とせずに瞬時に電源やデータにつながります。機械加工されたアルミニウム製のヒンジには、充電用のUSB-Cコネクタも搭載されています。新しいiPad Air用Magic Keyboardは、ユーザーに好評な魔法のようなフローティングデザインで、ホワイトで提供し、価格は11インチモデル用が46,800円(税込)、13インチモデル用が49,800円(税込)です。
2倍の最小容量のストレージとA16チップでアップデートされたiPad
また、Appleは本日、前世代の2倍となる最小容量のストレージとA16チップでiPadをアップデートし、お客様にさらなる価値を提供します。A16チップは、iPadOSでの日々のタスクと体験のためのパフォーマンスを大きく向上させながら、バッテリーはこれまで通り一日中使えます。前世代と比べて、アップデートされたA16搭載のiPadは、30パーセント近く高速です5。実際に、A13 Bionic搭載のiPadと比べて、ユーザーは全体的なパフォーマンスが最大50パーセント向上5するのを体験できます。A16により、アップデートされたiPadは、最も販売台数が多いAndroidタブレットよりも最大6倍高速です6。
iPadOS 18によるパワフルでインテリジェントな機能
iPadOS 18は、iPadの体験をかつてないほど万能で賢いものにするパワフルな機能を提供します7。
- iPadのユニークな能力のために設計された計算機では、Apple Pencilをまったく新しい方法で使いながら数式を解くことができます。計算メモでは、ユーザーが数式を手書きまたはタイプ入力で記述すると、瞬時に数式の答えが自分の手書きのように表示されます。また、変数を作成して使用したり、方程式を追加してグラフに挿入することも可能です。ユーザーはメモアプリで計算メモにアクセスでき、ほかのどのメモでもすべての計算機能を使うことができます。
- メモでは、手書きメモがより滑らかで柔軟になります。スマートスクリプトがパワフルな新機能を解き放ち、ユーザーは手書きテキストを編集したり、簡単にスペースを挿入したり、タイプ入力したテキストを自分の手書きでペーストしたりできます。また、ユーザーがApple Pencilで文字を書くと、より滑らかで歪みがなく、一段と読みやすくなるようリアルタイムで自動的に整えられます。
- 新しい音声の録音と文字起こしにより、iPadで講義や会話を録音でき、文字起こしは音声と同期されるので、ユーザーは録音の中の特定の瞬間を探すことができます。
- ホーム画面を通じて、ユーザーが自分らしさを表現するためのオプションがさらに増えました。アプリのアイコンやウィジェットは、ダークや色合い調整で新しい外観にしたり、より大きく表示したりできるので、ユーザーは自分にぴったりの体験を生み出せます。再設計されたコントロールセンターでは、他社製アプリの新しいコントロールを整理するオプションなど、ユーザーが毎日行うたくさんのことにさらにアクセスしやすくなります。
より良い環境のために
新しいiPad AirとアップデートされたiPadは、環境に配慮して設計されています。2030年までにApple全体のカーボンフットプリントにおいてカーボンニュートラルにするという野心的な目標、Apple 2030の一環として、Appleは製造に再生可能電力を使用するよう移行しており、新しいiPad AirとiPadを含むすべてのApple製品の充電に使用される電力に対応するため、世界中の風力および太陽光プロジェクトに投資しています。今日、Apple Intelligenceを動かすデータセンターをはじめ、Appleのすべての施設は100パーセント再生可能電力で運営されています。
また、Apple 2030を達成するため、Appleはより多くの再生素材と再生可能な素材を使用して製品を設計しており、これによってカーボンフットプリントをさらに削減します。新しいiPad AirとiPadはそれぞれ、筐体に100パーセント再生アルミニウム、すべてのマグネットに100パーセント再生希土類元素を使用するなど、全体で30パーセント以上再生素材を使用しています。バッテリーには、100パーセント再生コバルトと、iPadでは初めて95パーセント以上の再生リチウムが含まれています。新しいiPad AirとiPadはエネルギー効率に関するAppleの高い基準を満たしており、水銀、臭素系難燃剤、PVCを使用していません。パッケージもすべてファイバー素材で作られており、これによってAppleは、今年の年末までにパッケージからプラスチックを取り除くという目標に一歩近づきました8。
価格と販売について
- M3搭載の新しいiPad Airは、本日3月4日(火)よりapple.com/jp/storeおよび米国を含む29の国と地域のApple Storeアプリで予約注文を開始します。3月12日(水)より、お客様へのお届けと同時に、Apple Store直営店とApple製品取扱店での販売を開始する予定です。
- 11インチと13インチのM3搭載iPad Airは、ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの仕上げから選ぶことができ、128GB、256GB、512GB、1TBの構成が用意されています。
- 11インチのiPad Airは、Wi-Fiモデルが98,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが124,800円(税込)からです。13インチのiPad Airは、Wi-Fiモデルが128,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが154,800円(税込)からです。
- 学生・教職員価格は、新しい11インチのiPad Airが90,800円(税込)から、13インチモデルが120,800円(税込)からです。学生・教職員価格は大学、高等専門学校、専門学校の学生、これらの学校に進学が決まった生徒、大学受験予備校生、そのご両親、教育機関の教職員の方々などが対象です。詳しくは、apple.com/jp-edu/shopをご覧ください。
- 新しいMagic Keyboardはホワイトで提供し、11インチと13インチのiPad Airに対応しています。価格は、11インチMagic Keyboardが 46,800円(税込)、13インチMagic Keyboardが49,800円(税込)です。学生・教職員価格は、11インチMagic Keyboardが 42,800円(税込)、13インチMagic Keyboardが46,800円(税込)です。
- A16搭載の新しいiPadは、本日3月4日(火)よりapple.com/jp/storeおよび米国を含む29の国と地域のApple Storeアプリで予約注文を開始します。3月12日(水)より、お客様へのお届けと同時に、Apple Store直営店とApple製品取扱店での販売を開始する予定です。
- 新しいiPadのストレージは128GBからで、256GBと新しい512GBの構成も用意されています。新しいiPadはブルー、ピンク、イエロー、シルバーから選ぶことができ、Wi-Fiモデルが58,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが84,800円(税込)からです。学生・教職員価格は、新しいiPadのWi-Fiモデルが54,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが80,800円(税込)からです。
- iPad用Magic Keyboard Folioは42,800円(税込)で、ホワイトで提供します。Magic Keyboard Folioの学生・教職員価格は、38,800円(税込)です。
- Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)は、新しいiPad Airに対応しています。Apple Pencil(USB-C)とApple Pencil(第1世代)は、新しいiPadに対応しています。Apple Pencil Proは21,800円(税込)、学生・教職員価格は19,800円(税込)です。Apple Pencil(USB-C)は13,800円(税込)、学生・教職員価格は11,800円(税込)です。
- Appleは、最新のiPadを手に入れやすくする素晴らしい方法を提供しています。お客様がオンラインのApple Store、Apple Storeアプリ、またはApple Store直営店で今使っているiPadを下取りに出すと、新しいiPadの購入価格が割引になります。 apple.com/jp/shop/trade-inでお使いのデバイスの下取り額と利用規約をご確認いただけます。
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- 2025年1月と2月にAppleが実施したテスト結果によります。詳しくは、apple.com/jp/ipad-airをご覧ください。
- 11インチiPad Air(M3)と13インチiPad Air(M3)の試作モデルと、iPad Air(第4世代)の量産モデルを使用し、2025年1月と2月にAppleが実施したテスト結果によります。Procreate Dreams v1.0.14で29秒のプロジェクトを書き出してテストを実施。パフォーマンステストは特定のiPadを使って実施したもので、iPad Airのおおよその性能を示しています。
- 11インチiPad Air(M3)と13インチiPad Air(M3)の試作モデルと、iPad Air(第5世代)の量産モデルを使用し、2025年1月と2月にAppleが実施したテスト結果によります。M3搭載モデルではハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングを、その他すべてのモデルではソフトウェアベースのレイトレーシングを利用し、Octane X 2024.1.01 - iPad版で77万のメッシュと800万のユニークなプリミティブを含むシーンを使用してテストを実施。パフォーマンステストは特定のiPadを使って実施したもので、iPad Airのおおよその性能を示しています。
- Apple Intelligenceは、iPad mini(A17 Pro)およびM1以降を搭載したiPadモデルで、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国、米国のローカライズされた英語で利用できます。日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)、英語(シンガポール)、英語(インド)を含む追加言語は、4月に利用可能になります。ベトナム語など、さらに多くの言語への対応は今年中に始まる予定です。地域や言語によっては一部の機能、アプリケーション、サービスを利用できない場合があります。
- iPad(A16)の試作モデルと、iPad(第10世代)の量産モデルを使用し、2025年1月と2月にAppleが実施したテスト結果によります。iPad用Microsoft Excel v2.93を使用し、特定のタスクを選んでテストを実施。パフォーマンステストは特定のiPadを使って実施したもので、iPadのおおよその性能を示しています。
- Apple A16を搭載したiPad(A16)試作モデルと、Android 14(テスト実施時の最新バージョン)を搭載したQualcomm SM6375ベースのAndroidタブレットを使用して、2025年1月と2月にAppleが実施したテスト結果によります。最も販売台数の多いAndroidタブレットは、過去12か月間の公表販売データにもとづきます。市販アプリケーションと特定の業界標準ベンチマークを使用し、一般的なタスクでテストを実施。パフォーマンスはデバイスの設定、使用状況、環境、その他の多くの要素によって変わります。パフォーマンステストは特定のシステムを使って実施したもので、iPadのおおよその性能を示しています。
- 国や地域によっては一部の機能を利用できない場合があります。iPadOS 18について詳しくは、apple.com/jp/ipados/ipados-18をご覧ください。
- Appleが出荷する小売用パッケージにもとづきます。米国小売用パッケージの重量による内訳。接着剤、インク、コーティングは、プラスチック含有量とパッケージ重量の計算に含めていません。